生理中の加圧トレーニングは効果半減?おすすめな方法と注意点

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2018.08.21

目次

加圧トレーニングの効果を知ってる?人気のある理由とは

女性にも人気があり効果的な加圧トレーニングとは

加圧トレーニングは、専用のベルトを使用して血液の流れを制限しながら行う筋力トレーニングのことです。ベルトを着用する部位は、血流の制限しやすい腕や股関節などの脚の付け根が一般的でしょう。血液の流れを制限する、つまり「圧力を加える」ことにより、低負荷でトレーニングを行い、短時間で効果を期待することができます。

脂肪が燃焼しやすく、冷え症や肩こりにも効果的といわれるので、多くの女性からも注目され人気を集めているのが加圧トレーニングです。大きなスペースを必要とせず、短時間でも進めることができる加圧トレーニングは、運動不足になりがちなライフスタイルをサポートすることが可能になります。

さらに、加圧トレーニングなどの血液の働きや筋肉に働きかけるので、加齢とともに取り入れることがおすすめです。美容や健康に効果があるとされる血液の流れの改善は、運動不足や加齢に効果的といえます。

加圧トレーニングで得られる5つの効果

人気が高まる加圧トレーニングに期待できる効果は、大きく分類すると5つに分かれます。加圧ベルトを使用することで、加圧と除圧を繰り返します。そのため、血管の収縮が働き弾力性が蘇るので、「血行の働きを改善」する効果が期待できるでしょう。加齢とともに血管がもろくなり始めることがあるため、さまざまな病気や成人病を引き起こします。この効果は、病気の予防や改善にも効果が期待できるトレーニングといえます。

また、加圧トレーニングは成長ホルモンの働きを助けます。そのため、成長ホルモンが活発になると太りにくい身体を作り、脂肪が燃焼しやすくなるので、「ダイエット効果」が期待できます。さらに、成長ホルモンの働きを強めることが可能な加圧トレーニングは、ダイエット効果だけでなく「美肌効果」も期待できます。成長ホルモンの分泌量が高くなると、肌にツヤやハリが戻ってくるのを体験できます。

低負荷で「筋力アップ」することが可能なトレーニング方法です。筋トレの方法も過激なものではないので、女性にもラクラクと進めることができるでしょう。アスリートが取り入れることもある加圧トレーニングには、回復力を高める効果もあることでも知られています。骨折したりねんざしたりすると、筋力が弱まり体力が低下することがありますが、加圧トレーニングは成長ホルモンに働きかけながら素早い回復を目指すことができるでしょう。

効果を得るために加圧トレーニングは生理中も続けた方がいい?

ホルモンのバランスが崩れやすい生理中の加圧トレーニングは?

生理も体質によって症状が変わります。生理痛の頭痛や腹痛、腰痛、貧血などの症状が毎回重い方もいれば、1か月おきに症状が重くなる方、症状をあまり感じないということもあります。それでも、女性ホルモンが影響する生理中は、成長ホルモンの分泌が通常と違うという点を考えると、生理の症状が違っても注意が必要です。

加齢対策に効果が期待できる成長ホルモンも、生理中には変化が見られます。簡単にいえば、元気であっても通常の体調とは異なる生理中は、加圧トレーニングのように成長ホルモンの分泌を促すトレーニングは控えることが好ましいでしょう。

生理前から生理中まで加圧トレーニングの効果は低減する

生理中の体調は一人一人異なりますが、生理前から生理中には女性ホルモンのひとつであるエストロゲンは、分泌量が減るのが一般的です。そのため、この女性ホルモンが減る時期が、ダイエットの効果が得られやすいときといわれています。これは、エストロゲンの働きが変わり小食になる、つまり、食物や栄養分の接種が抑えられるからです。

しかし、生理前に分泌が増えるプロゲステロンは、体内の水分のコントロールにも関係しています。むくんだり、胃腸の働きを弱めたりすることがある女性ホルモンであり、便秘に関係しているのもこのプロゲステロンだということがありえます。このように、生理前から生理中には、女性ホルモンの影響で精神的・肉体的にもバランスが崩れやすい時期になるため、トレーニングを推奨されることは少ないでしょう。

効果的な加圧トレーニングにはホルモンのバランスを!

生理中には神経も関係しているトレーニングの効果

生理中にホルモンのバランスが悪くなり、イライラしたり、疲れたりしてバランスを崩しやすいことが多い時期です。そこで、加圧トレーニングの効果を高めるためにも、ホルモンのバランスが神経とも深くかかわり、神経のオンとオフを考えてトレーニングを始めること大切になります。神経のオンとオフは、交感神経と副交感神経の使い分けで決まります。

朝目が覚めてから、仕事をしたり、トレーニングをしたりしているときには、交感神経が働いています。逆に寝ているときや、食後やバスタイムなどのリラックスしているときには、副交感神経が働きます。このふたつの神経にメリハリがあると、自律神経がよく働き、トレーニングの効果が得られやすくなり、健康的な身体づくりが効果的に行われます。

ダイエット効果を加圧トレーニングに期待するなら生理中はNG

生理前や生理中は食欲があると感じている方も少なくありません。これは、ホルモンの関係で女性が太りやすい時期ともされているのが、生理中や生理前の1~2週間が太りやすい時期だからでしょう。そのため、加圧ダイエットが効果的とされるのも、この太りやすい時期を省いたときといえます。

加圧トレーニングで痩せやすいのは生理の後

生理中や体調がすぐれないときには、トレーニングの効果は半減することが考えられますし、健康状態を損なうこともありえます。しかし、ダイエットとして加圧トレーニングを行い、効果を期待したいときは、生理後の痩せやすくなっている時期を活用することがおすすめです。

体調を考慮するとともに「痩せやすい時期」を考えることが、効果的な加圧トレーニングの方法といえます。とはいえ、健康的なダイエットや効果的な方法で痩せたいトレーニングは、バランスが欠かせません。

生理中でなくても加圧トレーニングを避けた方がよい時期とは

睡眠不足や過剰なストレスがたまった状態、栄養バランスの欠けた食事、喫煙などの生活習慣は、神経も休まることがなく、血管にも影響を与えます。加圧トレーニングを効果的にするには、正しい生活習慣を維持した状態も大切です。

腕や脚の付け根などに専用ベルトを装着して行う加圧トレーニングは、血管の働きを強める効果もあり、血行を良くする効果が期待できるもの。しかし、体調が安定していないと、負荷が多くなり身体に負担を与えることもありえます。身体の状態を整えながら、トレーニングを続けるのは大切なポイントといえます。

加圧トレーニングの効果が期待できる時期は?

ホルモンを左右するトレーニングは注意が必要

成長ホルモンの分泌を増やす加圧トレーニングは、特別な運動スタイルでも厳しいトレーニングでもないといえるでしょう。しかし、生理の前や生理中の体調や気分がすぐれないときに、ホルモンを左右するトレーニングは注意が必要です。生理前から生理中にかけて、ホルモンのバランスは崩れやすく、体調も変化しやすい時期です。

しかし、加圧トレーニングを行いたい目的が、ダイエットや身体の引き締め効果であるなら、生理の時期をしっかりと活用することはトレーニングで効果を得る方法です。健康状態に注意を払いながら、トレーニングを行うことは欠かせません。

加圧トレーニングで効果を上げたいときの2つのポイント

まず、効果を上げたいときの時期は、生理を中心にすると覚えやすいかもしれません。加圧トレーニングの効果が減少してしまうと思われる期間は、生理の始まる2週間くらい前から生理中までといえます。対照的に、トレーニングの効果が期待できる時期は、生理終了から約2週間となります。

ホルモンのバランスも戻り始め、生理後の痩せやすい時期に効果的なトレーニングを計画してみましょう。もうひとつの点は、ホルモンのバランスが関係しているので、神経の働くオンとオフをしっかりと使い分けることもポイントです。トレーニングの時間を取り分けながら、しっかりと身体と脳を休ませる時間もトレーニングの効果を引き出すには効果的です。

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